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被爆体験 ドローンで伝える

2026年8月5日 大分合同新聞ほか

被爆体験 ドローンで届ける 栃木の花火大会で巨大なQRコード

栃木県足利市で1日にあった「足利花火大会」。約50万人が集まった会場の夜空に、ドローン500機が縦約60m、横約50mの巨大なQRコードを表示した。観客がスマートフォンを向けて表示されたリンク先を開くと、広島で被爆した小倉桂子さん(89)の体験を基にした紙芝居が現れる仕掛けだった。

企画したのは、大阪を拠点に平和活動に取り組むフリージャーナリスト吉村大作さん(46)=顔写真。昨年の大阪・関西万博期間中、繁華街を訪れた外国人観光客約500人に小倉さんの被爆体験を描いた紙芝居を英語で披露し、多くの人が関心を示したのがきっかけだ。 「被爆者の体験を知れば、核兵器を使ってはいけないとの願いが伝わる」と実感した吉村さん。 「とにかく多くの人に届けたい」と方策を検討し、ドローンショーに行き着いた。「核問題は全世界で考えるべきだ」と被爆地以外での実施にもこだわった。

だが、ショーの時間を約90秒間買い取るのにかかる費用は300万円超。金額に「絶望した」というが、「ええことやってる」と大阪の企業などが協力を申し出てくれた。当日、会場で様子を見守った吉村さん。「暗くて観客の表情や反応をはっきり見うことはできなかった」としつつも、多くのスマートフォンの光がQRコードが描き出された空に向けられているのを確認した。「共感してくれる人と一緒に、今後も国内外に被爆者の声を届ける活動に取り組みたい」と話している。

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