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The Cloud That Won’t Disappear: A Story of Japanese Resilience and Fight for Peace

2026年10月26日 天下雑誌(台湾の有名経済雑誌)

下記に記事を掲載頂きました。日本語訳をリンクの下に記載します。

https://english.cw.com.tw/article/article.action?id=5083&from=search

『消えない雲』:日本の不屈の精神と平和への闘いの物語

記者:リア・ディロン(Leah Dillon)

 

日本の都市・広島に原子爆弾「リトルボーイ」が投下されてから81年以上が経ちました。去る9月、台湾と日本のロータリークラブのコミュニティが結集し、原爆の記憶を語り継ぎ、すべての人へ平和のメッセージを広めるべく闘う一人の男性を支援しました。

世界中の歴史の授業において、1945年のあの凄惨な一日は、世界の兵器とパワーバランスが一変した日として描かれています。核戦争は「目標を達成した者が非公式に絶対的かつ至高の権力者として君臨する」という恐ろしい開発競争へと変貌しました。世界の大国たちは、「誰が最大の力を手にできるか?」、そしてそれに伴い「誰が最大の破壊をもたらすことができるか?」という、膨らみ続ける問いの答えを求めて争ったのです。

日本のジャーナリストであり、Peace Story Foundationの創設者である吉村大作氏は、この歴史に対し「平和とレジリエンス(立ち直る力)」というもう一つの視点を提示しています。彼は、原爆投下後に日本人が経験した苦難を誰もが知るべきだと考えています。80年が経過した今もなお、広島の人々がどのように悲嘆、喪失、病気、そして消え去らない逆境と向き合い、格闘し続けているのか。世界をより良く、より平和な場所にするためには、日本人が耐え忍び、そして今もなお直面している苦難を誰もが知る必要があると吉村氏は信じています。

吉村氏の平和に対する姿勢と献身は賞賛に値するものです。このプロジェクトにおいて、彼は自身が訪問したウクライナでスカウトしたウクライナ人イラストレーター、ユリア・ボンダレンコ(Yuliia Bondarenko)氏を雇い、『消えない雲〜ケイの物語〜』の挿絵を依頼しました。これは、戦争の終結に対する彼の支援の意を示すものでもあります。昨年、大阪万博の全期間(2025年4月13日から10月13日までの184日間)にわたり、吉村氏は並々ならぬ決意を胸に毎日会場に立ち、この物語の上演を行いました。原因不明の頭痛で入院した際でさえ、吉村氏は病衣を着用し点滴をつけた状態で毎日午後3時ちょうどにライブ配信を行い、通行人や視聴者の涙を誘いました。

物語を伝えるにあたり、吉村氏は日本の伝統的な語り口である「紙芝居」を取り入れています。これは中型から大型のポスターボードを使用し、片面には詳細な水彩画のイラストが貼られ、もう片面にはそれに対応する文章が書かれているものです。紙芝居は、日本文化における一種の伝統的な紙の舞台劇と言えます。

主人公である幼い少女「ケイ」は、1945年に日本の広島に投下された原爆の被爆者である、当時8歳だった小倉桂子さんの実体験に基づいています。この紙芝居は、恐ろしい出来事を3歳から93歳まであらゆる年代の人々に理解しやすい形へとわかりやすく噛み砕いています。

この描写は、核兵器によって引き起こされた大量虐殺、都市の破壊、そして病気を紐解いています。そして、最後は希望のメッセージで締めくくられています。現在89歳となった活動家であり語り部の小倉さんは、核兵器が二度と使われないようにという希望のメッセージを伝えたいと願っています。

2026年9月20日(日)、歴史ある台北の「四四南村」にて、吉村氏は台湾と日本の両ロータリークラブのメンバー43名と共に紙芝居の朗読を行いました。この上演は国連の「国際平和デー」の前日に行われ、背景には台北の象徴的かつ革新的な超高層ビル「台北101」がそびえ立っていました。

このグループは政府としてではなく、市民社会の一員として参加し、自らの平和の物語を他者と共有しています。通行人は興味深そうに観察し、写真を撮りながら、グループが中国語(繁体語)で物語を朗読し、進行に合わせて対応する絵を掲げる様子を見守りました。

吉村氏は、原爆を投下した国名を決して特定しないことを強調しています。彼はただ、世界中の人々と手を携えて何が起こったのかを読み解き、平和について考えてほしいと願っているだけなのです。彼は世界へ物語を届けることに生涯を捧げており、自身のアクションが人々にとって平和や戦争の終結について考えるきっかけになることを望んでいます。

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