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しおり介し「四方良し」、平和考える契機に

2026年5月3日 共同通信
被爆者の核廃絶への願いを広げようと、大阪でしおりを介した取り組みが始まった。被爆体験を描いた紙芝居にアクセスできるQRコードを印刷したしおりには、地域の商店、施設やボランティア団体、さらに購入者自身もメリットを感じられる仕掛けがある。考案者は「『三方良し』ならぬ、『四方良し』になるよう企画した。平和について日常の中で考え、自然に社会貢献ができる取り組みになれば」と語る。(共同通信=西村曜)
1月中旬、大阪市城東区のパン屋に、折り鶴をモチーフにした図柄のしおりが並んだ。1枚300円で、売り上げの半額は同市鶴見区内のこどもホスピスに寄付、しおりの購入者は10日間、店内の商品が何度でも2割引きになるサービスが受けられた。こどもホスピスは交流サイト(SNS)でパン屋をPR。パン屋の運営会社社長は「うちの店を知らない人にも興味を持ってもらえた」と笑顔だった。
発案したのは平和活動に取り組む団体「N4プロジェクト」の吉村大作代表(45)。昨年の大阪・関西万博期間中、大阪の繁華街で広島の被爆者小倉桂子さん(88)の体験を基に描かれた紙芝居を外国人観光客に披露した。